ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台北MRT信義線、開通は来年11月以降か


ニュース 運輸 作成日:2012年3月27日_記事番号:T00036175

台北MRT信義線、開通は来年11月以降か

 台北都市交通システム(MRT)信義線(約6.4キロメートル)は、当初予定していた今年末の開通は不可能となり、開通時期が来年11月以降にずれ込む可能性が指摘されている。27日付聯合報が伝えた。

 陳椿亮・台北市政府捷運工程局長は、「地下工事区間で過去の工事で打ち込まれた柱が見つかったほか、安定性テストを実施しなければならないことを考えると、開通時期は来年11月以降になるのではないか」と述べた。台北市政府は毎年1路線の新規開通を目標としていたが、目算が狂った。

 地下工事区間では、かつて台北市内を南北に流れていた水路「瑠公圳」の遺構が工事の障害となっており、工期が5カ月遅れる見通しとなっている。このほか、文湖線開通時にさまざまなトラブルが発生したことを教訓に、交通部は完成検査の前に安定性テストの合格を義務付けており、テストには半年程度を要する見通しだ。陳局長はこれだけで工期が合計11カ月遅れると説明した。

 信義線は2005年に本格着工され、中正紀念堂駅から金華街、愛国東路、杭州南路、信義路を経て、中強公園に至るルートで建設されている。途中には東門、大安森林公園、信義安和、台北101/世貿、象山の各駅が設けられる。完成後は淡水線との直通運転となる。