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子供の風呂用玩具、可塑剤濃度381倍も


ニュース その他製造 作成日:2012年3月27日_記事番号:T00036185

子供の風呂用玩具、可塑剤濃度381倍も

 中華民国消費者文教基金会(消基会)は26日、2月に経済部標準検験局(標検局)と合同で、子供が風呂場で遊ぶプラスチックやビニール製の玩具の有害可塑剤含有について調査を行った結果、サンプル20件のうち5件から基準値を超える濃度が検出されたと発表した。27日付中国時報などが伝えた。

 含有可塑剤の濃度が最も高かったのは、 佳発洋行の「鴨子十二只装」で、可塑剤DBPとDEHPの含有が基準値の381倍に達した。同社の「大號子母鴨」も基準値の283倍、一東玩具業の「青蛙」も190倍が検出された。

 標検局は業者に期限までの改善措置を求め、実施が見られない場合は10万台湾元(約28万円)以上100万元以下の罰金を課徴すると説明した。台湾の玩具の安全基準では、DEHP、DBP、BBP、DINP、DIDP、DNOPの6種類のフタレート可塑剤および混合物の含有総量が、重量比で0.1%を超えることを禁じている。

 消基会は、フタレート可塑剤は環境ホルモンの一種で、児童の内分泌系のバランスおよび機能に悪影響を与え、男性の女性化などを促するとして注意を呼びかけている。