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古雷半島での石化投資、15年完成を目標 【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2012年3月27日_記事番号:T00036189

古雷半島での石化投資、15年完成を目標 【表】

 石化業界団体、台湾区石油化学同業公会(石化公会)の陳武雄理事長は26日、訪台中の蘇樹林・中国福建省長を招き、台北市内のホテルで開いた食事会の席上、同省漳州市古雷半島で複数の台湾系石化メーカーが建設を計画している製油・ナフサプラントについて、年内に環境影響評価の予備審査を終え、2015年の完成を目指す方針を明らかにした。27日付工商時報が伝えた。

 陳理事長は「台湾の国光石化(KPTC)プロジェクトでは環境影響評価の審査を数年かけてもパスできなかった。1年以内に古雷半島で環境影響評価の審査を終えるのは非常に困難だが、3年の建設期間を考えると、年内に環境影響評価の予備審査通過を目指したい」と述べた。

 蘇省長も「プロジェクトは既に計画に盛り込まれており、事業化研究と環境影響評価を行った上で、計画が固まることになる」と述べた。蘇省長は中国石油化工(シノペック)の総経理を経験しており、石化業界に詳しい。蘇省長は、第12次5カ年計画(2011~15年)に沿って、同省の石化産業強化に努めている。

 中国工業信息化部は今年2月、古雷半島の石化プロジェクトを、同5カ年計画での「積極的に妥当性を検討すべき項目」に位置付けている。