宏達国際電子（ＨＴＣ）は26日、同社スマートフォン新シリーズ「HTC One」の台湾での正式発表を行った。４月２日に販売を開始する。同シリーズのうち「One X」はすでに予約販売を開始しており、董俊良ＨＴＣ北アジア区総経理は、「５万人が予約登録しており、３〜４月以降の同社台湾シェアの急速な拡大に貢献する」と自信を見せた。27日付蘋果日報が報じた。
「HTC One」（ＨＴＣリリースより）
市場調査機関の統計によると、２月の台湾スマートフォン市場はサムスン電子が「Galaxy S2」および「Galaxy Note」の好調により、初めてシェアトップを獲得。本拠地である台湾でサムスンに抜かれたことで警戒感を強めるＨＴＣは、今回の新シリーズ発売では主要キャリア、主要小売業者との連携を強め、首位奪還を図る。
董・北アジア区総経理は、予約販売後のキャリア、小売業者や消費者の反応は、人気機種Desireを2010年に発売した際の状況と似ていると語り、Oneシリーズの売れ行きに自信を見せた。
