ニュース 石油・化学 作成日:2012年3月28日_記事番号:T00036212
台湾を訪問中の蘇樹林・福建省長は27日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)を訪問し、王文淵グループ総裁など主要幹部に対し、福建省寧徳石化園区で一貫製油所の建設を希望するとの考えを示した。これに対し、台プラが浙江省寧波市にナフサ分解プラントなどを建設する、いわゆる「大エチレン計画」の予定地変更を検討しているとの観測が出たが、グループ幹部は「寧波と寧徳は別件で、並行して検討するが、大エチレン計画を寧徳に変更するということはない」と否定した。28日付蘋果日報が報じた。

蘇樹林・福建省省長(右)の誘いを受け、王文淵・台湾プラグループ総裁(左)は「第2四半期に平潭島へ視察に行く」と答えた(27日=中央社)
また王瑞華・台プラ副総裁は蘇省長に対し、寧徳石化園区について、世界的な石油関連企業が数多く進出するシンガポール・ジュロン島を参考として国際的な石化基地とすべきと提言した。
このほか台プラが出資する福欣特殊鋼が福建省で建設中のステンレス工場は、5月に設備搬入、9月に試験生産、年末には正式に生産を開始できる見通しだ。

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