ニュース 電子 作成日:2012年3月28日_記事番号:T00036213
通信キャリア大手、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)は27日、企業向けの通信クラウドサービスへの参入を発表した。クラウド通話、クラウド会議室、クラウド録音などのサービスにより統合型クラウドオフィスを実現し、通話サービスでは企業内通話を無料にすることで30%のコストダウンが可能になるとアピールしている。28日付工商時報が報じた。
遠伝はこれまで、運輸クラウドや医療クラウドを手掛けてきたが、いずれも中小企業向けで、今回は初の大企業向けクラウドサービスとなる。年内に製造、金融、サービス業の顧客20〜30社を獲得し、売上高150億台湾元(約420億円)を目指す。
クラウド分野での展開加速に向けて、同社は今後3年で50億元を投じ、拠点となるインターネットデータセンター(IDC)9カ所を整備する。最大規模となる新北市板橋区のクラウドIDCは年末までの稼働を目指す。
業界では最大手、中華電信が昨年、企業向けクラウドサービスに参入し、IDCの拡張を行った。台湾大哥大(タイワン・モバイル)は50億元を投じて台北市内湖区にIDCを建設中で、来年に完成させてサービスを展開する予定だ。
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