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タブレットで低価格競争激化、利益率低下に懸念


ニュース 電子 作成日:2012年3月28日_記事番号:T00036216

タブレットで低価格競争激化、利益率低下に懸念

 タブレット型パソコン市場では、グーグルがアマゾン・ドット・コムに対抗して華碩電脳(ASUS)と7インチの低価格機種を共同開発するなど、価格下落が確実視されている。7インチ機種を生産する宏碁(エイサー)、聯想集団(レノボ)、サムスン電子などは価格圧力を受け、またPCメーカーに納品するサプライチェーン各社は、ただでさえ小さい利幅がさらに縮小することになりそうだ。

 28日付電子時報によると、グーグルがアマゾンに対抗して投入する7インチ機種の発売時期は5〜6月となる見通しだ。アマゾンは第3四半期に新型「キンドル・ファイア」を199~299米ドルで発売すると見込まれ、グーグルの新製品も同じ価格帯になる可能性が高い。

 エイサーとレノボが発売した7インチ機種は既に279米ドルまで値下がりしており、ASUSも249米ドルの新機種「MeMo370T」の発売を計画しているもようで、値下げ競争は業界全体に波及しそうだ。

 同紙は「アップルが未参入の7インチ機種市場は、予想よりも早くレッドオーシャン市場(競争が激しい市場)となる可能性がある」との予測を示した。