ニュース 電子 作成日:2012年3月28日_記事番号:T00036217
液晶パネル大手の友達光電(AUO)と奇美電子(チーメイ・イノルックス)は27日、第三者割当増資の実施計画を相次いで発表した。両社の増資計画は、中国企業との資本提携を目指すものではないかと受け止められている。28日付工商時報が伝えた。
AUOの増資計画は、8億株を上限に新株とグローバル預託証券(GDR)を発行するもので、現在の株価水準でディスカウント率を20%と仮定した場合、調達金額は90億~100億台湾元(約250億〜280億円)となる見通しだ。
奇美電子の増資計画は20億株が上限で、資金調達額は200億元を見込む。同社をめぐっては、液晶モニター受託世界最大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)や中国のテレビメーカー、海信集団(ハイセンスグループ)の名前が挙がっている。
背景には、経済部が台湾の液晶パネルメーカーに対する中国資本の出資上限を50%に引き上げたことがある。両社が中国企業と資本提携すれば、中国の液晶テレビ市場を安定した輸出先として確保することが可能になるとみられる。
AUOはまた、同社と子会社で設備投資を14億6,700万元増額すると発表した。製品ラインアップの調整、品質向上、中国・江蘇省昆山市での第8.5世代液晶パネル工場建設予算に充てる。同社は当初、年内に400億元の設備投資を予定していた。
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