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台湾人サラリーパーソンの脳、実年齢より27歳も老化


ニュース 社会 作成日:2012年3月29日_記事番号:T00036225

台湾人サラリーパーソンの脳、実年齢より27歳も老化

  身体の老化には逆らえないのが人間の宿命。体力低下や顔のしわなど目に見えるもののみならず、「脳」もやはり老化するようだが、大手求人サイト「104人力銀行」がこのほど、台湾サラリーパーソンを対象に脳年齢を調べたところ、97%の人が実年齢より老けていることが分かった。しかも脳年齢は平均60.5歳と、実年齢の平均より26.9歳も老けており、2年前のデータに比べて7歳も老化が進んでいた。

 専門家によると、脳はもともと身体器官の中で最も使用頻度が高く、脳が実年齢より老けているのは自然なことだそうだが、それにしても台湾の会社員は脳を使いすぎているらしい。

 「平日は毎日夜9時まで残業、週末は予定でいっぱい」「会社内では上司、外ではクライアントの要求に追われプレッシャーがきつい」といった回答が挙がったように、日常的なストレスが脳の老化を早めているようだ。

 上記の調査では星座別データも出ている。その結果、脳年齢が最も高かったのはみずがめ座で平均61.9歳、実年齢を28.9歳上回った。2位かに座、3位はおひつじ座で、逆に脳が最も若かったのはさそり座だった。

 信憑性は定かではないが、占い師によるとみずがめ座は「何でもコツコツがんばる」タイプ、かに座は「退社後も仕事のことを考える」心配性、おひつじ座は「仕事の虫」。このため、これら星座の人の脳は常に緊張しているそうで、老化が顕著なのだとか。

 残念なことに、いったん老化した脳は二度と若返らせることはできないという。しかし、睡眠、運動、食生活を改善し、脳の働きを補うことはできる。食生活に関して台北医学大学附設医院の蘇栄養室主任は、「たんぱく質を多く含む食品を摂取すると脳の働きを活性化するドーパミンの分泌が増し、注意力、集中力を増大させる」と話す。

 特に朝食は脳に栄養を与えるのに最も適しているとか。朝食に良質のたんぱく質、例えばゆで卵、牛乳などを摂取すると効果があるらしい。仕事のストレスを減らすのはなかなか難しいが、「朝、たんぱく質を取る」というのは覚えておいて損はなさそうだ。