ニュース 金融 作成日:2012年3月29日_記事番号:T00036232
中台間の為替決済制度に関する交渉が本格化する中、台湾の中央銀行は、今年上半期にも支店昇格が認められる中国銀行台北支店を通じ、人民元の為替清算を行いたいと中国側に申し入れている。中銀は実現を楽観視している。29日付中国時報が伝えた。
台湾側の要望を中国人民銀行(中央銀行)が受け入れれば、台湾の金融機関は香港を経由せずに人民元の為替決済を行うことができるようになり、台湾は香港に次ぐオフショア人民元取引拠点へと浮上する。
現在、香港は唯一のオフショア人民元清算拠点となっており、中国銀行(香港)が人民元清算業務を独占している。中国銀行台北支店が清算拠点となれば、香港による独占体制が崩れることになる。
人民元は長期的に上昇が見込まれ、基軸通貨入りも予想されることから、台湾がオフショア人民元清算拠点となれば、人民元建ての貿易決済、起債などのハブとして発展が見込める。
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