民間の鉄鋼最大手、義聯集団（Ｅユナイテッド・グループ）の林義守董事長は28日、訪台中の蘇樹林・福建省長に対し、同省ショウ州（ショウはさんずいに章）市での義大世界（Ｅ－ＤＡワールド、高雄市）を上回る規模の総合レジャー施設開発や海西経済特区でのクロム鉄合金工場建設などの投資計画について支援を要請した。義聯集団は、総合レジャー施設開発への投資額は約200億人民元（約2,600億円）に上るとしている。29日付工商時報が伝えた。
総合レジャー施設の開発で義聯集団は1,000ヘクタールの用地を必要としている。蘇省長に随行している福建省職員は「広大な面積を必要とするので、用地は段階的に取得したい」と話した。
なお義聯集団は同省寧德市でニッケル鉄合金工場（年産量計30万トン）を昨年10月末に着工したばかり。林董事長によると、同工場は環境影響評価（環境アセスメント）審査を１週間で通過できたといい、同地での第２期建設に当たるクロム鉄合金工場の設置についても、福建省と予定地地元政府の協力に期待感をのぞかせた。
