ニュース 電子 作成日:2012年3月29日_記事番号:T00036248
29日付経済日報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下で、タッチパネルなど先端ディスプレイ製品の研究開発(R&D)、製造販売を手掛ける業鑫科技顧問がこのほど、新竹県竹北市の台元科技園区に進出し、液晶パネル関連の人材募集を行っている。業界関係者は、奇美電子(チーメイ・イノルックス)から液晶パネル後工程の組み立て業務を切り離し、鴻海に移管するためだと指摘した。
鴻海の郭台銘董事長は、2010年に同グループが奇美電に出資して、3社合併を実現させた際、川上の液晶パネル部品からパネル生産、川下の液晶テレビ組み立てまでの垂直統合を実現し、パネル業界で3年以内に世界2位以内を目指す「眼球計画」を打ち出していた。
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、鴻海は同計画に沿って業鑫などディスプレイ関連の新会社を相次いで設立したものの技術力不足に直面していた。このほどシャープとの提携を決めたことで問題が解決され、大規模な人材募集に踏み切ったもようだ。
募集はアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)、低温ポリシリコン(LTPS)、タッチパネル、および後工程モジュール関連を対象に、中台で広く実施されているという。
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