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不動産担保証券の発行、サブプライムで流動的に


ニュース 金融 作成日:2007年11月8日_記事番号:T00003625

不動産担保証券の発行、サブプライムで流動的に


 米サブプライムローン問題の深刻化で、聯邦銀、玉山銀、合作金庫銀、陽信銀、台新銀が年末に予定していた不動産担保証券(MBS)の発行が流動的になっている。8日付経済日報が伝えた。
 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)によると、聯邦銀、玉山銀はいったん提出したMBS発行申請を撤回する意向を示している。
 
 陽信銀はリーマン・ブラザーズと共同で発行を予定しているが、発行額は当初予定の120億台湾元(約418億円)から100億元に減額され、発行時期も遅れる見通しだ。

 このほか、合作金庫銀が150億元、台新銀が100億元のMBS発行を予定しているが、主幹事と細部調整が終了しておらず、年内の発行は困難とみられる。
 
 中国信託金融控股の許建基総経理は7日、「MBSの購入者は慎重になっており、金利を引き上げても売れないのではないか」と懸念を示した。同行が2004年にMBSを発行した際の金利はコマーシャル・ペーパー(CP)の金利プラス0.2%だったが、現在の状況では0.5%上乗せしても買い手がつかないとみられる。