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古河電工、超衆科技との特許訴訟で敗訴


ニュース 電子 作成日:2012年3月30日_記事番号:T00036270

古河電工、超衆科技との特許訴訟で敗訴

 古河電気工業が2010年初めに超衆科技(CCI)のノートパソコン用放熱モジュールに特許を侵害されたとして、台湾子会社の古河国際を通じて知的財産裁判所(智慧財産法院)に訴えていた裁判で、超衆科技は29日、知財裁が特許侵害は認められないと判決を下したと発表した。30日付工商時報が報じた。

 古河電工は超衆科技に対し、関連製品の出荷停止と100万台湾元(約280万円)の損害賠償を求めていた。

 超衆科技はもともと、アップルの超薄型軽量ノートPC「MacBook Air」に放熱モジュールを供給していたが、訴訟の影響でこの2年間、受注がストップしていた。超衆の勝訴が確定したことで再びアップルから受注できる可能性がある。またノートPCブランド各社が、今後ウルトラブック(超薄型軽量ノートPC)を相次いで投入する見通しの中、放熱モジュールは同製品において重要性が高く、平均単価が高いため、超衆科技の業績に貢献するとみられる。