ニュース 電子 作成日:2012年3月30日_記事番号:T00036273
昨年第4四半期に生産を開始した中国の液晶パネルメーカーの第8.5世代工場が、業界の相場に混乱をもたらすと当初は懸念されていたが、生産量、品質ともに中国の大手テレビブランドが採用する水準に至っておらず、台湾、韓国の大手パネルメーカーに安堵感が広がっている。30日付電子時報が報じた。
中国の京東方科技集団(BOE)が保有する8.5世代工場は月間でガラス基板投入枚数5万枚、華星光電技術の8.5世代工場は同2万5,000枚となっている。手掛ける製品は現在、BOEがテレビ用32インチとモニター用23.6インチパネル。華星光電はテレビ用32インチパネルを中心とし、4月から46インチ製品の量産に入る予定だ。しかし、両社の32、46インチテレビ用パネルは品質が良くないため中国大手には採用されず、ノーブランドメーカーに投げ売りされているという。
これを受けて台湾、韓国の大手パネルメーカーは最近、32インチのテレビ用パネルで2米ドルの値上げに踏み切っており、一部顧客から既に同意を取り付けたようだ。
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