ニュース 社会 作成日:2012年4月2日_記事番号:T00036280
今や世界で急速に普及しているスマートフォン。タッチパネルが採用され、画面に指で触れて簡単に操作できるのが特徴だが、台北市のある男性は、その簡単さがあだとなって大変なことになった。毎日長時間タッチし続けた結果、指が曲がらなくなってしまったのだ。
暇つぶしで始めたスマートフォンのゲームに次第に没頭したというこの男性、ゲームを始めて3週間後に右手人差し指にわずかな痛みを感じたが、自然に治ると思って放置したのがいけなかった。最終的に病院へ駆け込み、5カ月間のリハビリを行ったがよくなる兆しはない。指の関節は人工関節で代替できず、一生人差し指を立てたまま過ごさなければならない可能性も出てきた。
診察した医師によると、男性は熱中するあまり操作する指に力を入れすぎ、かつ1日6時間、継続的にゲームをしていたため、第2関節の軟骨に極端に力がかかって磨耗してしまったという。ちなみに指の軟骨が減ると、30度曲げただけで痛みを感じ、字を書くのもコップを持つのも一苦労だという。男性は「もう怖くてゲームはできない」とショックを受けている。
1日6時間までいかなくとも、毎日かなりの時間スマートフォンを操作している人は結構いるのではないだろうか。「指が疲れるなあ」と感じたことがあるなら要注意。画面を触る際、指を少し曲げて関節に負担がかからないようにする、30分利用したら5分休憩し、指のストレッチをするといった予防策が肝心だ。万一痛めたら炎症を抑えるため、冷湿布で冷やして固定すること。2週間以上痛みが続く場合は病院へ行った方がよい。
ところで、スマートフォンなど電子機器の画面を長時間見続ける習慣がある人は、老化も早くなるらしい。ある美容外科の調査によると、1日8時間以上同じ姿勢で身体や首の位置、目の方向を動かさずにいると、肩や首が凝るだけでなく顔の筋肉も過度に収縮し、顔や首のしわが30%増加するというのだ。世の中が便利になるにつれ、思いもよらない新しいトラブルが出てくるものだ。
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