ニュース 運輸 作成日:2012年4月2日_記事番号:T00036285
雲林県における台湾高速鉄路(高鉄)沿線の地盤沈下が止まらない。最新の観測データによると、78号快速道路との交差部分では、沈下が一昨年の6.8センチメートルから昨年は7.3センチに悪化した。行政院が昨年6月以降に打ち出した、周辺の深井戸封鎖や開発規制といった対策の効果に疑問が生じている。2日付蘋果日報が報じた。
今回、明らかとなった観測データは、78号線交差地点のほか、▽彰化県渓州郷▽雲林県虎尾駅予定地▽雲林県の県道158号線との交差地点──などで計測したもの。ただ、78号快速道路地点以外は一昨年に比べ沈下スピードは緩和した。
78号線との交差部分における沈下の悪化について高鉄は、高架支柱の補強工事を行ったものの効果が十分でなく、さらに78号線には重量車両の通過が多いことから悪化につながった可能性があると説明した。その上で、78号線の走行スピード制限や重量車両の通行制限を設ける必要性を示すとともに、井戸に代わる周辺住民の水源確保を急ぐことが根本的な解決につながるとして、政府に速やかな対応を呼びかけた。
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