ニュース 石油・化学 作成日:2012年4月2日_記事番号:T00036294
台湾中油(CPC)は第2四半期に、残油流動接触分解装置(RFCC)が稼働する見通しだ。CPCのプロピレン年産能力は既存65万トンにこの45万トン(70%)が加わり、今期末に年産12万トンの第3ナフサ分解プラント(高雄市林園区、三軽)が閉鎖するため、実質98万トンに拡大する計算だ。1日付経済日報が報じた。
CPCによると、高雄製油所の2015年閉鎖に向け、ガソリン、軽油の生産能力を維持するため、2年前からRFCC建設計画を進めてきた。投資額は383億台湾元(約1,080億円)。間もなく完工し、今期中に日産8万バレルで量産する予定だ。
CPCのプロピレン生産能力が増えることで、川下の▽中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)▽李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)▽信昌化工(TPCC)──などは原料の安定確保によるコスト引き下げが見込まれる。
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