ニュース 家電 作成日:2012年4月2日_記事番号:T00036297
奇美電子(チーメイ・イノルックス)は昨年、薄利のため液晶モニター受託生産業務に消極的となり、出荷台数は2,340万台と同業最大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)の6,000万台に大差を付けられた。しかし今年は鴻海科技集団(フォックスコン)が生産拠点の中国内陸部移転を一段落させ、液晶テレビおよび液晶モニター受託生産業務の統合を進めて受注体制を強化していることから、グループ全体でモニター出荷台数が3,000万台以上を回復する見通しだ。2日付電子時報が報じた。

業界関係者によると液晶モニターの2011年世界市場規模は約1億7,000万台。メーカー別ではTPVと奇美電、自社生産のサムスン電子、LGエレクトロニクスの4社で全体の7割以上を占めた。
今年は6,500万台の出荷が予測されるTPVと、受注を大幅に回復させる鴻海集団の2社で9,000万〜1億台を占めると見込まれ、中堅受託メーカーにとってはますます生き残りが難しい状況となりそうだ。
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