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呉次期副総統、中台政治対話開始の3条件提示


ニュース 政治 作成日:2012年4月3日_記事番号:T00036309

呉次期副総統、中台政治対話開始の3条件提示

  呉敦義次期副総統は2日、中国・海南省で開かれた「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」で、中台が政治対話に入るための3条件として▽善意と誠意を十分に積み上げる▽台湾内部でさらに高く、強い合意を築く▽これら2条件が熟した上で住民の支持を得る──を打ち出した。ただ、いずれもまだ機は熟していないとの認識を示した。政治対話の開始と双方の指導者の相互訪問についても「タイムスケジュールは見えない」として、時期尚早との考えを表明するにとどめた。3日付旺報が伝えた。

 呉氏は同時に、中台関係は「先経後政(先に経済関係、その後に政治関係)」と「先易後難(合意しやすいものから着手する)」が原則との立場を改めて語った。

 台湾では馬英九政権が5月20日に2期目に入り、中国では10月に新指導部が誕生する。それに合わせて「相互訪問があるのか」との台湾メディアの質問に、呉氏は可能性を否定した。