ニュース 電子 作成日:2012年4月3日_記事番号:T00036331
外電報道によれば、韓国サムスン電子は、液晶パネル部門を経営分離して2日発足させた「サムスンディスプレー」を、7月にも携帯電話用ディスプレイを主力とするサムスン・モバイル・ディスプレー(SMD)と合併させることを検討しているもようだ。実現すれば、年商30兆ウォン(約2兆2,000億円)で世界最大の液晶パネルメーカーの座を不動にし、影響力をますます拡大しそうだ。

サムスンとしては、液晶パネル事業が中国メーカーなどの追随で厳しい競争を迫られる中、次世代のアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルを強みとするSMDとの事業統合で競争力を高めようとする狙いがある。
3日付蘋果日報によると、市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの張小彪副総経理は「サムスンの液晶パネル部門独立で、産業全体で競争が激化するのは必至だ」と指摘した。
一方で、液晶パネル部門の独立が、台湾メーカーの受注増につながるとの見方もある。サムスン電子の家電部門はこれまで、原則として自社の液晶パネルを採用してきたが、液晶パネル部門の分離に伴い、サムスン電子が調達先を多様化すれば、台湾メーカーにも受注機会が生まれるとの見方だ。
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