ニュース 電子 作成日:2012年4月5日_記事番号:T00036353
鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長は4日、中国の従業員に対する昇給に加え、台湾の従業員に対しても7月をめどに給与の大幅な引き上げを検討していると明らかにした。ガソリン価格が引き上げられ、電気料金も値上げが予想される中、大手企業トップが従業員の昇給を表明したのは初めて。他の大手企業が追随するか注目される。5日付中国時報が伝えた。
テレビ局の取材でガソリンの値上げについて問われた際、郭董事長は「値上げするべきものは上げ、反映させるべきコストは反映させればいい」と述べ、政府が市場相場に基づく価格変動制を復活させたことに理解を示した。その上で「当社には従業員の待遇を調整する責任がある」と強調した。
このほか、シャープへの出資を決めたことに関連して「日本と台湾は自由資本主義だが、中国と韓国は国家資本主義に分類される。国家資本主義では特定の競争分野で国が支援を行うため明らかに不利だ」と指摘。鴻海が利益を得るためには、世界3位以内に入る必要があるとした上で、「シャープへの出資は鴻海が世界一となるための措置だ」と説明した。
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