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メジャーリーグ開幕、チェン投手の初登板に注目


ニュース 社会 作成日:2012年4月6日_記事番号:T00036361

メジャーリーグ開幕、チェン投手の初登板に注目

 米メジャーリーグが本格的な開幕を迎えた中、元祖「台湾の光」、王健民投手(ワシントン・ナショナルズ)が故障者リスト入りし、ロサンゼルス・ドジャースで昨年まで中継ぎとして堅実な働きを見せた郭泓志投手も新たな所属先が決まらない中、今シーズン、日本プロ野球の中日ドラゴンズから新たにボルチモア・オリオールズに加わった台湾出身の陳偉殷(チェン・ウェイン、26)投手が注目を集めることになりそうだ。

 日本で09年に最優秀防御率(1.54)を獲得するなど活躍したチェン投手は今年1月、平均年俸400万米ドルの3年契約という台湾人選手として過去最高の条件でオリオールズに入団。11日の午前7時(台湾時間)、対ヤンキース戦で初めてメジャー公式戦の先発マウンドに立つ見通しだ。

 チェン投手の位置づけは先発5番手だが、新人で即ローテーション入りが実現したのはオープン戦での投球が評価を受けたためだ。ショウォルター監督は、「初めて先発陣に入る彼に最もプレッシャーがかからないポジションを用意した」と語っている。

 台湾人ファンの熱い期待を背負うチェン投手、日本時代は「巨人キラー」として名を馳せた。大リーグ初登板の相手は奇しくも巨人と同じく「球界の盟主」と呼ばれるヤンキース。みごと初陣を飾って「日米盟主キラー」となれるか。

 なお、台湾人メジャーリーガーの代名詞とも言える王健民投手は、オープン戦で痛めた太ももの回復状況も良好とのことで、既にランニングも始めている。早ければ今月下旬に復帰の可能性もあると伝えられている。今後マイナーリーグでのテスト登板を経てメジャー復帰となりそうだ。

 一方、昨シーズン終了後に左ひじの手術を行った郭泓志投手は今年初め、ドジャーズからシアトル・マリナーズへ移籍した。しかしオープン戦で成績が振るわず、解雇されてしまった。現在はロサンゼルスで休養しており、5月ごろには新チームでのプレーを目指す意向だ。