ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年4月6日_記事番号:T00036377
住友精密工業などが出資する航空機用アルミニウム合金鋳物部品メーカー、天陽航太科技(アビオキャスト)は5日、台中工業区で新工場に着工した。投資額は4億6,000万台湾元(約12億8,000万円)で、面積は8,100坪。来年末の完成後は年間売上高が現在の2億5,000万元から7億元に増える見込みだ。「台日産業合作搭橋方案(日台産業提携懸け橋プラン)」が始動して以来、日系の航空機関連会社による初の大型投資となる。6日付工商時報が伝えた。
アビオキャストは2005年、現董事長の本田恒夫氏が経営する本田ビジネスシステムズ(本社・横浜市)が、漢翔航空工業(AIDC)から同社の鋳物事業の譲渡を受け、台湾支社として発足した。その後、住友精密からの出資受け入れに伴い、社名を天陽航太科技に改めた。生産能力を上回る受注があるため、新工場建設を決めたという。
航空機用アルミニウム合金の鋳造技術では既に世界上位10社に入り、現在は5位入りを狙っている。アジア太平洋地域における年産量は神戸製鋼に次いで2位だ。住友グループや川崎重工業を含む日本や米国、フランスなどの航空関連大手を顧客としている。資本金は1億3,300万元。
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