ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年4月6日_記事番号:T00036378
ステンレス大手の唐栄鉄工廠は5日、中国と韓国から輸入されているステンレス製品にダンピング(不当廉売)の疑いがあるとして、政府への調査請求に向け準備中であることを明らかにした。同業の燁聯鋼鉄(YUSCO)も、唐栄を全面的に支援する姿勢を示している。6日付工商時報が伝えた。

唐栄は、中韓製の300系と200系の冷延、熱延ステンレスコイルを含む製品の輸入オファー価格に関する情報を集めた結果、長期間にわたり、台湾製品より1トン当たり100~200米ドル、率にして3.59%~3.73%安い状態が続いていることが判明したと指摘した。しかも昨年の輸入量は約30万トンに達し、台湾のステンレス産業に深刻なダメージを及ぼしていると強調した。
鉄鋼製品のダンピングをめぐっては、中国鋼鉄(CSC)も日本や中国など4カ国・地域からの輸入製品に対する反ダンピング課税と臨時課税の適用を求め、これを財政部が受理して3月末に調査着手を発表したばかりだ。
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