ニュース 電子 作成日:2012年4月6日_記事番号:T00036381
スマートフォン向け電池材料を手がける美琪瑪国際の厳隆財董事長は5日の業績説明会で、日本の戸田工業との折半出資で合弁会社、「美戸先進材料」を設立すると発表した。新会社はまず硫酸コバルトや硫酸ニッケルといった正極材料を供給し、その後、スマートフォン向け電池材料コバルト酸リチウム(LiCoO2)を手がける計画だ。年産能力1万8,000トンを計画しており、年内に生産ライン3本が稼働する予定だ。6日付工商時報が報じた。
「美戸先進材料」は普通株1億台湾元(約2億8,000万円)を発行し、美琪瑪と戸田工業がそれぞれ50%ずつ出資する。厳董事長によると、董事3議席のうち、美琪瑪が2議席を占めることになるという。
美琪瑪が保有する生産能力8,000トンの生産ラインを新会社に移管し、さらにライン6本を増設する計画。2014年に全ラインの設置が完了できる見込みだ。
美琪瑪によると、戸田工業は正極材料の世界市場で6%のシェアを持ち、携帯電話用のほか、自動車、大型蓄電池の分野でも発展を図っている。
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