ニュース 石油・化学 作成日:2012年4月9日_記事番号:T00036399
台湾中油(CPC)の第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区・通称五軽)内のブタジエン工場で6日未明に起きた爆発・火災事故で、ブタジエンの供給不足に対する懸念が高まり、CPCは5月に閉鎖予定だった第3ナフサ分解プラント(高雄市林園区、通称三軽)の操業を1~2カ月延長することを決めた。9日付蘋果日報が伝えた。

第3ナフサを閉鎖する段階で、第5ナフサが復旧していなければ、CPCの石油化学製品の生産能力は通常の30%にまで落ち込むため、台橡(TSRC)、中国合成橡膠(CSRC、中橡)など川下メーカーに大きな影響が懸念されていた。
CPCの林茂文総経理は「ブタジエンの在庫は6月まで持ちこたえるには足りず、また、川下のタイヤなどゴム製品は需要期に入る。もし、第3ナフサの操業を延長しなければ、大きな不足が生じる」と説明した。
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