ニュース 電子 作成日:2012年4月9日_記事番号:T00036409
9日付経済日報によると、液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)がタッチセンサーの生産能力を拡大している。昨年末時点で月産7万枚だった台南第4.5世代工場の生産能力は、今年3月には10万枚に達し、今年末にはさらに15万枚にまで引き上げる。また、これまで中小型およびノートパソコン用パネルを生産していた竹南の第5世代工場では、一部生産ラインをタッチセンサー生産に切り替えており、3月には月産能力が既に1万枚に達した。今年末にはさらに2万枚にまで増やす計画だ。

証券会社は、タッチパネル市場は今年も供給不足が続き、タッチパネルメーカーは業績好調が期待できると指摘。奇美電は、アップルおよびアマゾン・ドット・コムといった大口顧客からの受注増を背景にタッチセンサーの増産を図っているという。
同社はまた、下半期に発売が見込まれるマイクロソフト(MS)の新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ8(Windows8)」搭載のウルトラブック(超薄型軽量ノートPC)需要を見込み、大型パネルより利益率の高い中小型市場での展開を積極化しているとみられる。許庭禎・奇美電副総経理も、中小型市場の景気見通しはここ数年で最も良いと述べた。
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