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大型液晶パネル価格上昇、6月まで継続=ディスプレイサーチ


ニュース 電子 作成日:2012年4月9日_記事番号:T00036410

大型液晶パネル価格上昇、6月まで継続=ディスプレイサーチ

 市場調査機関、ディスプレイサーチによると、大型液晶パネルの価格は4月上旬、各製品向けともに上昇し、5〜6月まで上昇傾向が続くと見込まれる。同社は昨年第4四半期からの価格下落が終わり、台湾メーカーは粗利益がプラスに転換する可能性もあると予測している。7日付工商時報が報じた。

 同社によると、台湾パネルメーカーが昨年第4四半期以来、新製品の開発・生産を進めたことや、第8.5世代工場の一部生産ラインでタブレット型パソコン用パネルの生産を行ったことによって受給バランスが崩れ、大型液晶パネルの供給が逼迫(ひっぱく)して価格が上昇した。

 テレビ向けは、26インチから46インチまでの各サイズで1〜2米ドル上昇、モニター向けは17インチから21.5インチまでで各1米ドルの上昇となった。

 友達光電(AUO)は5四半期連続、奇美電子(チーメイ・イノルックス)は6四半期連続で赤字を計上し、昨年は両社とも614億元、647億元と過去最悪の赤字を計上した。しかし、第2四半期は、設備稼働率やパネル価格上昇により業績に恩恵がもたらされるとみられる。