ニュース 金融 作成日:2012年4月10日_記事番号:T00036423
中央存款保険公司(預金保険機構に相当)の孫全玉董事長は9日、台湾で人民元預金業務が開始された場合、人民元預金も預金保険の対象とする方針を明らかにした。最高保障額は台湾元と外貨の合計で、1行1預金者当たり300万台湾元(約830万円)となる。10日付工商時報が伝えた。
中国の銀行が年内にも台湾に支店を開設し、中台間で為替清算協定が結ばれれば、市中銀行による人民元預金の取り扱いが解禁される見通しだ。
孫董事長は「政府による政策決定があれば、人民元(預金)も預金保険の制度に含める」と述べた。
一方、孫董事長は預金保険制度の現状について、台湾の銀行38行で最低級の「第5級」に分類される銀行がないなど、銀行システムは安定していると指摘した。
預金保険制度では、銀行の経営が健全なほど、低い保険料率が適用される。今年は複数の銀行の等級が引き上げられたため、今年上半期の保険料収入は前年同期比7%減の43億元となる見通しだ。
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