ニュース 自動車・二輪車 作成日:2012年4月10日_記事番号:T00036433
自動車所有者から徴収している自動車燃料使用費(汽燃費)に長年にわたる取り過ぎが発覚した問題に関連し、交通部は自動車の燃費が大きく改善したにもかかわらず、30年前の燃費を基準に自動車燃料使用費を徴収し続けていることが10日付蘋果日報の調査報道で明らかになった。
交通部の基準は、乗用車の燃費を1リットル当たり3.3~10キロとしているのに対し、経済部が定める乗用車の最低燃費基準では、同5.7~14.4キロとなっており、同基準を下回る乗用車は市販できない。交通部の基準は技術の進歩に伴う燃費改善が全く反映されていない。
同紙が経済部の最低燃費基準に相当する乗用車に対し、交通部の基準に基づく最低額の自動車燃料使用費を適用して試算した結果、排気量601~6,000ccのガソリン車700万台で、年間990~5,490元の取り過ぎに当たることが分かった。
交通部は9日、基準が古過ぎる点は認めたが、取り過ぎ分の還付や基準の速やかな改正を行う考えはないとした。
中華民国消費者文教基金会(消基会)の陳智義秘書長は「計算ミスだけでなく、古い基準を今でも使っているのは二重の搾取だ。差額を市民に還付すべきだ」と訴えた。
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