ニュース 電子 作成日:2012年4月11日_記事番号:T00036468
鴻海精密工業が10日発表した3月の非連結売上高は前月比17.8%増、前年同月比29.7%増の2,787億台湾元(約7,600億円)だった。年初来の前月比減収がストップし、今年最高、過去4番目に高い売上高となった。証券会社は、2月は旧機種「iPad2」の需要が弱まり減収となったが、3月は新「iPad」発売が押し上げたと指摘した。11日付経済日報が報じた。

同社幹部は、3月はコンシューマ向け電子製品が大きく伸びたほか、パソコン関連製品もまずまずで、通信関連製品は安定していたと語った。
鴻海の第1四半期非連結売上高は、前期比14.09%減、前年同期比42.59%増の7,899億元だった。前期の9,195億元に次いで過去2番目に高く、年成長率は郭台銘董事長が設定した目標15%を大きく上回った。
証券会社は、第2四半期にアップル「Macbook」、第3四半期に「iPhone5」、このほかにスマートテレビ「iTV」が発売されれば、鴻海の業績はさらに向上するとみている。ただ、鴻海は搾取工場の汚名を返上するため、中国工場の賃上げ、労働時間短縮を発表したほか、ガソリン値上げや電気料金引き上げで生活費がかさむ台湾の従業員に対しても賃上げを検討しており、今後の利益は注視が必要との見方だ。
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