ニュース 電子 作成日:2012年4月11日_記事番号:T00036469
ガラス繊維織物メーカー、富喬工業(フルテック・ファイバーグラス)は、年内に電子材料用ガラスクロスの生産能力を4割増強するため、雲林県の斗六工場に6億台湾元(約16億円)を投じる。11日付工商時報が報じた。

同社は、スマートフォンやタブレット型パソコンなどの需要増が続き、プリント配線基板(PCB)材料のガラスクロスが大幅な供給不足となっているためと説明した。また、ガラス繊維製造用の溶融炉を拡大して以降、最大規模の投資だと指摘した。
同紙によると、同社のガラス繊維ヤーン価格は昨年11月以来で累計20%以上上昇している。昨年第4四半期に在庫日数を20日に高めたが、今年第1四半期には作るそばから売れていき、在庫日数が正常水位を下回る15日以下まで下がっている。
4月のガラス繊維ヤーン価格は3~5%上昇する見通しだ。電子材料用ガラスクロス世界市場シェア8~10%の同業他社が5月と9月にそれぞれ3カ月間、溶融炉の冷修工事を行う見通しで、需給逼迫が解消する可能性が低いことが背景にある。
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