ニュース その他製造 作成日:2012年4月12日_記事番号:T00036485
製紙業界では第2四半期、例年の需要期に入り、国際パルプ価格の上昇を製品価格に反映させることが可能になるとして、各社とも第1四半期より業績が向上すると予測している。12日付工商時報が伝えた。
製紙原料の短繊維パルプ価格は今年に入り、減産の影響で24%上昇しているが、これに対し川下の文化用紙は、第1四半期が非需要期に当たる上、さらに市況が予想を下回ったことから3~5%の値上げ幅にとどまった。こうした中、台中県后里郷の工業用紙新工場が稼働した正隆紙業以外は、第1四半期売上高が前年同期比でマイナス成長を記録。利益も圧迫された可能性が高いと証券会社はみている。
正隆紙業の同期非連結売上高は前年同期比3.71%増の59億9,300万台湾元(約165億円)だった。
一方、最大手の永豊餘造紙の3月非連結売上高はマイナス成長だったものの、連結売上高は前月比13%増、前年同月比1.15%増の48億2,000万元、第1四半期通期では前年同期比1.7%増の129億2,000万元だった。同社は増収の理由として、国際パルプ価格の値上がりに伴い製品構成を調整したことや、文化用紙、家庭用紙が好調だったことを挙げた。
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