ニュース 電子 作成日:2012年4月12日_記事番号:T00036494
インテルのカーク・スカウゲン・PCクライアントグループ・ゼネラルマネジャーはこのほど、同社が間もなく発売する次世代中央処理装置(CPU)「Ivy Bridge」を搭載する第2世代「ウルトラブック(超薄型軽量ノートパソコン)」の販売価格について、「出荷規模の拡大に伴って部品コストが低下し、数カ月で現在の約999米ドルから約699米ドルまで下がる」との見通しを示した。これを受けて同製品のサプライチェーンでは、出荷量が増える一方、利幅も縮小するとの懸念が出ている。12日付電子時報が報じた。
超薄型のウルトラブックでは、限られた空間に詰め込まれる部品にも薄型軽量設計が求められる。このため、近年のノートPC価格下落により極限まで利幅を抑えられてきた部品メーカーにとって、高い利益を確保できる製品となっている。
しかし、各ノートPCブランドが第2世代ウルトラブックにおいて価格抑制によって出荷規模拡大を図った場合、部品メーカーにとっては一定の利益を確保できる期間が終了することを意味する。業界関係者によると、ウルトラブック価格の損益分岐点はSSD(ソリッドステートドライブ)搭載製品で999米ドル、SSD・HDD(ハードディスクドライブ)併用で799米ドル。これを下回るとサプライヤーの利益が圧迫される。
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