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作成日：2007年11月9日_記事番号：T00003650
中国が砂利禁輸解除検討、建設業界の期待ふくらむ
中国商務省は８日、台湾向けの砂や砂利の輸出禁止措置を解除する方向で検討していることを明らかにした。同措置が実施された今年３月以降、台湾では価格高騰を招いていた。
９日付経済日報によると、中国商務省はウェブサイトで「環境と資源を保護するため、今年３月に天然砂の輸出を禁止したが、台湾、香港、マカオ地区の実情を踏まえ、これら地区への天然砂輸出に関しては別途規定を設ける」と表明した。その上で、「関係部門が真剣な検討を行った結果、天然砂の台湾向け輸出を考慮しても構わないと判断した」と経緯を説明した。
中国商務省と国務院台湾事務弁公室はこれまで、台湾への砂利輸出再開について業界団体による交渉に委ねる姿勢は示していたが、具体的な動きはなかった。これについても、商務省は「業界を代表する民間組織が大陸（中国）側と交渉し、早期に天然砂輸出解禁に関する技術上、業務上の問題について具体的な決定を行う」とした。
