ニュース 公益 作成日:2012年4月13日_記事番号:T00036503
11日午後2時半ごろ、台湾電力(台電)が建設中の第4原子力発電所(新北市貢寮区)で、海水ポンプ室とつながるバルブ室で「自動排気バルブ」と呼ばれる部分が故障し、内部が一時1メートル冠水した。13日付自由時報が伝えた。
自動排気バルブは、冷却用に使われる海水が通るパイプから気体を逃がすために設置されており、本来はパイプが水で満たされると、水洗トイレと同様の原理で浮き球が上がり、海水注入が止まる仕組みになっている。しかし、この浮き球が所定の位置まで上がらなかったため、海水がバルブ室内に漏れた。海水漏れは午後4時ごろに職員が気づき、午後6時までに排水を完了した。
第4原発関係者は「バルブ室は2メートル四方で、小さい部屋が冠水したにすぎない」と説明した。同様の排気系統は3系統あり、過去にも一部で同じトラブルが起きていたため、発電所側はバルブの設計不良とみて、業者に交換を求めた。
第4原発では3月29日にも、消防用バルブが十分に締まっていなかったことから漏水し、建屋内に水が約2センチメートルたまるトラブルが発生していた。
立法委員や環境保護団体からは、相次ぐトラブル発生に懸念の声が上がっている。
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