ニュース 医薬 作成日:2012年4月13日_記事番号:T00036510
義歯を製造する歯科技工士業界の関係者は、セラミック製の補綴物(被せ物)やインプラント義歯で、素材のジルコニアに放射性物質を含む物が流通していると告発した。13日付蘋果日報が伝えた。
同紙はこのほど、百丹特生医(バイオデンタ)が製造したジルコニア製の補綴物を行政院原子能委員会(原能会、原子力委員会)に送り、検査を行ったところ、ウラン系の放射性物質が国際基準の9倍以上含まれていることが分かった。
バイオデンタはスイスと台湾の合弁企業で、本来は米国、欧州の認証を受けたジルコニアを使用していたが、2年前から行政院衛生署のチェックを受けていない問題のジルコニアを素材として一部使用していた。製造された補綴物は台湾全土に数百カ所ある歯科診療所、歯科技工士に納入されていた。問題の素材は既に4,000個以上、7,000万台湾元(約1億9,000万円)相当が出荷されたという。
原能会は「骨腫瘍や肺がんのリスクが増す恐れがある」と指摘した。業界学術団体である中華民国牙体技術学会の方立陞秘書長は、政府に基準策定と全面的な検査を呼び掛けた。
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