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大手液晶テレビメーカー、台湾への発注拡大


ニュース 家電 作成日:2007年11月9日_記事番号:T00003652

大手液晶テレビメーカー、台湾への発注拡大

 
 ディスプレイサーチのアナリスト、楊静萍氏は8日、テレビ供給チェーン検討会で、大手液晶テレビメーカーによる委託生産の比重が今年の22%から、来年は35%に高まり、2009年はさらに上昇するという見通しを示した。
 

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 台湾の受託生産メーカーも恩恵を受け、今年、ソニーやLG電子からの受注で液晶テレビを40万台出荷した佳世達科技(Qisda)は、新たにフィリップスとサムスン電子から受注、来年は300万台を出荷する見通しだ。

 また、光宝科技(ライトン・テクノロジー)が明基電通(BenQ)とLG電子から、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は宏碁(エイサー)と東芝から新規受注する見通し。

 楊氏は台湾の受託生産メーカーの課題として、現状ではOEM(相手先ブランドによる生産)とEMS(電子機器受託生産サービス)にとどまっているが、次の段階ではODM(相手先ブランドで設計から製造までを担当)に進む必要があることを挙げ、また、海外大手メーカーからの受注を目指す場合、全世界で受注できる体制を整える必要があると指摘した。9日付経済日報が伝えた。