ニュース 商業・サービス 作成日:2012年4月17日_記事番号:T00036562
遠東集団(ファーイースタン・グループ)は16日、新竹市に月末開業する大型商業施設「新竹巨城購物中心(ビッグシティー)」に「遠東そごう」という新ブランドで百貨店を開業することを明らかにした。17日付経済日報が伝えた。
遠東集団は現在、太平洋崇光百貨(太平洋そごう)の経営権を太平洋流通と争っているが、あえて「太平洋そごう」というブランドを使用しなかった意味合いが憶測を呼んでいる。「遠東そごう」というブランドの使用には日本側の同意もあったとみられ、「太平洋」色の払拭(ふっしょく)で、新たなブランドイメージを確立する狙いが垣間見える。
太平洋そごうの経営権争いをめぐっては、台北地方法院が今年2月、太平洋流通投資側に臨時管理人3人の選任を認める決定を下したことを不服として、遠東百貨(ファーイースタン・デパートメントストアズ)が、抗告の手続きに加え、臨時管理人の職務停止を求める仮処分申請を行った状態だ。仮に遠東側の主張が認められなければ、太平洋そごうの経営権維持は困難になる。
新竹ビッグシティーは、旧・新竹風城購物中心(ウインダンス・シティー・ショッピングセンター)を改装したもので、初年度にはショッピングモール部分で40億台湾元(約110億円)、百貨店部分で40億元の計80億元の売り上げを見込む。
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