ニュース 建設 作成日:2012年4月17日_記事番号:T00036566
2004年末に竣工した台北101ビルの建設をめぐり、施工を請け負った熊谷組を中心とする共同企業体(JV)「KTRT」が未払い分の建設費3億8,000万台湾元(約10億円)の支払いを求めて訴えていた裁判で、台北地方法院はこのほど、同ビルがKTRT側に2億5,000万元を支払うべきとする原告一部勝訴の判決を下した。台北101は工事に瑕疵(かし)があったとして支払いを拒んでいたが、裁判所は05年までの保証期間内に発生した問題に対する1億3,000万元を差し引いた残りの額を支払うべきと判断した。判決に対し同ビルは「必ず上訴する」とコメントした。17日付蘋果日報などが報じた。
台北101は、ガラス製外壁の設置を請け負った嘉特納(香港)が手抜き工事を行ったため、漏水や腐食、塗料の剝離など320項目に上る問題が発生したとして4億2,000万元を建設費から差し引いていた。
しかしKTRT側は外壁の塗料や施工方法はビル側が指定したもので、竣工後マニュアルに従った定期メンテナンスを怠ったため問題が起きたと主張していた。
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