ニュース 電子 作成日:2012年4月17日_記事番号:T00036574
17日付電子時報によると、台湾積体電路製造(TSMC)の28ナノメートル製造プロセスは現在、生産能力不足となっており、年内は供給不足の解決が困難との見方が業界で出ている。供給不足が解決するのは来年第1四半期となる見通しで、顧客は既に他のファウンドリーに発注切り換えを迫られているという。
28ナノプロセスの深刻な生産能力不足を受け、TSMCは第1四半期末以降に一部製造設備で先行して試験生産を開始。さらに先ごろ、今年の設備投資を上方修正すると正式表明した。
ただ、海外の設備メーカーがTSMCによる急な追加発注に応じられるかが不足解消の最初の関門となるほか、設備の納入には通常6カ月以上の期間がかかるため、第1四半期末に発注したとしても、実際に設備が到着するのは第3四半期末以降で、さらに2〜3カ月のテスト生産が必要となる。
なお設備メーカーの話によると、TSMCの28ナノプロセスは第1四半期、受注量が前期比約6倍へ爆発的に増えたという。
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