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礁渓で違法民宿横行、観光客増加で


ニュース 商業・サービス 作成日:2012年4月18日_記事番号:T00036590

礁渓で違法民宿横行、観光客増加で

 温泉地として知られる宜蘭県礁渓でマンションなどを利用した違法な民宿が横行している。台北と宜蘭を結ぶ北宜高速公路の開通や中国人観光客の開放、さらに最近「観光小都市トップ10」に選ばれ、観光客が増えていることが背景にある。18日付蘋果日報が伝えた。

 交通部観光局によると、礁渓にはホテルと民宿が約200棟、計約2,800室存在するが、観光小都市トップ10に選ばれたことで宿泊率が約3割増えたという。

 蘋果日報への投書によると、礁渓郷信義路のマンション「山那辺温泉社区」は2棟で約450室の住宅のうち約200室が違法な民宿として提供されている。宿泊費は朝食込みで1泊2,800~5,000台湾元(約7,700〜1万3,800円)。

 また、ブログを通じて人気の高い別の違法民宿「泉郷雅舎」は1泊3,100元。バスやアメニティグッズなど宿泊用の設備は整っているものの、正規ホテルが備える消防設備や逃走経路図は見当たらないという。

 宜蘭県政府もこの問題は把握しており、違法に営業している業者には宿泊施設としての登録を呼びかける考えだ。従わない場合9万~45万元の罰金が科される。