ニュース 医薬 作成日:2012年4月18日_記事番号:T00036592
監察院がこのほど、医療現場の過剰労働の実態を調べたところ、看護要員1人当たりの担当入院患者数が13.5人に達していることが分かった。行政院衛生署は今月初め、医療機関設置基準を見直し、ベッド3床につき看護要員1人を配置すべきとの方針を打ち出したが、実態は基準とは大きくかけ離れていることになる。18日付聯合報が伝えた。
調査の結果、ある公立病院では、看護要員1人が63人の入院患者を受け持っていた例もあった。
監察院は「医療従事者が疲弊する状況も、国家の安全にかかわる問題であり、監督機関は問題を直視すべきだ」として、行政院、行政院衛生署、行政院労工委員会(労委会)に是正を求めた。
監察委員は「過去4年に行われた病院の労働検査では、毎年30%以上の病院で労働基準法違反があった」と指摘した。
原因について、ある監察委員は、行政院が公務員の週休2日制を実施した際、公立病院の正職員を9%削減したことがきっかけになったと分析した。
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