ニュース 電子 作成日:2012年4月18日_記事番号:T00036593
18日付電子時報が業界関係者の話を基に報じたところによると、華碩電脳(ASUS)は、同社から分社した和碩聯合科技(ペガトロン)との分離をさらに進める計画で、ノートパソコン、グラフィックカードなどの製品に続き、マザーボードの生産委託についても、第3四半期末までにペガトロンへの発注を完全に打ち切る方針のようだ。ペガトロンへの発注分は今後、▽金仁宝集団傘下の泰金宝科技(カルコンプ・エレクトロニクス・タイランド)▽精成科技(グローバル・ブランズ・マニュファクチャー、gbm)▽大衆電脳集団(FIC)傘下の広川科技▽精星科技(インフォテック)──が分け合うとみられる。
またASUSがマザーボード生産でペガトロンへの委託を打ち切る背景には、受託価格について双方で意見の食い違いがあるためとみられる。ペガトロンはもともと粗利益が低かったASUSからの受注で、さらに受託価格が下がれば受注しないことを決定し、発注引き揚げを受け入れたもようだ。
ただ、ペガトロンが生産する製品は部品や材料に一定の保証が得られていたほか、本来同グループだったことから調達、設計、開発における意思の疎通が非常に良好だったため、ASUSにとってペガトロンに代わる委託先を見つけることは簡単ではないと業界関係者は指摘している。
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