ニュース 石油・化学 作成日:2012年4月19日_記事番号:T00036623
力麗集団傘下のナイロン大手、力鵬企業は18日、昨年12月から今月17日までの間に原料調達先の中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)の株式を3億100万台湾元(約8億3,000万円)かけて追加取得し、持ち株比率を2%近くに高めた。19日付聯合報が伝えた。
力鵬をはじめ力麗集団は、合計で中石化に対する持ち株比率を4.8%まで高めたことになる。力麗集団は中石化の沈慶京董事長を中心とする経営陣が資本金の2倍近い300億元の対中投資を決めたことに反発しており、6月27日に予定される中石化の株主総会では、董事選任を目指す意向とされる。力鵬企業による中石化株価買い増しは、董事派遣により、沈董事長に退任を迫る布石とみられる。
株主総会では、董事9人、監察人3人を沈董事長率いる現経営陣と力麗集団など外部株主が争う構図となり、現経営陣が董事会の過半数を確保できるかどうかが焦点となる。
これに先立ち、力鵬企業は中石化から原料のカプロラクタム(CPL)の供給契約を解除された上、契約不履行で損害賠償を求められるなど、関係がぎくしゃくしていた。
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