ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

南亜科技Q1も大幅赤字、上場廃止の懸念【表】


ニュース 電子 作成日:2012年4月19日_記事番号:T00036630

南亜科技Q1も大幅赤字、上場廃止の懸念【表】

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAMメーカー、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)が18日発表した第1四半期の売上高は前期比22%増の87億9,800万台湾元(約240億円)で、純損失は前期より縮小したものの103億9,200万元に上った。今年さらに124億元以上の純損失を計上すれば、台プラグループの企業として初めて、純資産がマイナスに転じ、上場廃止となる恐れがある。19日付電子時報などが報じた。

 ただ、南亜科技の白培霖・広報担当は、第2四半期は純損失がさらに縮小し、純資産がマイナスに転じる懸念はないと強調した。年内に38億元の第三者割当増資も予定していると対策を説明した。

 一方、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は、第1四半期売上高が前期比9%減の79億2,500万元、純損失は前期より縮小し44億5,200万元だった。ウエハー出荷量は前期比で27%減少したが、出荷価格が前期比25%上昇した。製造プロセス30ナノメートルへの移行加速で、第2四半期の価格上昇、業績好転が期待される。