ニュース 政治 作成日:2012年4月20日_記事番号:T00036636
台湾南部を訪問中の李登輝元総統は19日、「総統に当選したら皇帝になったかのように振る舞う人がいる」と馬英九総統や陳水扁前総統を批判するとともに、失業率の改善や司法改革などが進んでいないにもかかわらず、馬政権がガソリンと電気料金の値上げを決めたことを批判した。その上で、台湾の民主化はまだ半分しか進んでいないとして、今後は地方勢力を結集しての「民主再改革」を推進する考えを示した。20日付自由時報が伝えた。

李元総統は、3年前の台風で壊滅状態となった高雄市小林村を訪れ、犠牲者の冥福を祈った(20日=中央社)
李元総統は「現在は過度に中央集権的で本来は地方政府に任せることに介入しすぎており、地方は団結して立ち上がるべきだ」と訴えた。さらに「屏東県と高雄市は協力して、例えば中央政府が学費を引き上げると言ったら、『われわれは上げない』と反対すればいい」と地方政府の間での協力を促した。
これについて高雄市の陳菊市長は「屏東県議会の同意が得られれば、両県市の協力は可能だ」との見方を示した。
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