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新竹科学園区、ヒ素汚染で再調査要求


ニュース 社会 作成日:2007年11月12日_記事番号:T00003664

新竹科学園区、ヒ素汚染で再調査要求

 
 工業技術研究院が5年前に実施した調査で、新竹科学園区周辺の大気中からヒ素が高濃度で検出されていたとして、研究者が新竹市環境保護局に再調査を呼び掛けた。12日付聯合報が伝えた。

 データは新竹科学園区管理局が5年前に工業技術研究院に依頼して実施した調査に基づいたもので、最高で1立方メートル当たり120ナノグラムのヒ素が観測された。

 交通大学環境工程研究所の高正忠教授は、「世界の文献を見ても、これだけ高いヒ素汚染は見たことがなく、非常に恐ろしい」と指摘した。高教授によると、世界的には同90ナノグラムという数値が観測されたことがあるが、鉱山周辺でのデータだったという。

 同濃度が6~23ナノグラムにとどまっているとする別の調査データも存在するが、高教授は「再調査が最善の方法だ」と主張した。

 また、清華大学の凌永健教授は「住民を対象に大規模な尿検査を行う必要がある」と指摘した。