ニュース 金融 作成日:2012年4月20日_記事番号:T00036642
中央銀行の厳宗大副総裁は19日、公開市場操作を通じ、銀行間の無担保コール翌日物(オーバーナイト物)金利上昇を誘導していく方針などを明らかにした。市中の過剰流動性を回収し、インフレ圧力を抑制するのが狙いだ。20日付蘋果日報が伝えた。
厳副総裁はこのほか、通貨供給量を目標レンジ内にコントロールし、物価動向を緊密に注視するとともに、タイムリーに適切な通貨政策を実施すると表明した。
これに先立ち、彭淮南中銀総裁は、住宅価格を物価監視の対象に含め、投機を抑制する方針も示しており、6月の中銀理事監事連席会議では、不動産投機抑制策が主要議題になるとの見方が強まっている。
中銀が物価抑制に強い姿勢を示したことで、市中金利は上昇しており、直近の91日物国債の落札利回りは0.8%となった。前回発行分(0.637%)に比べ、0.163%の上昇で、2006年以来の高水準だ。
また、無担保コール翌日物は今月に入り0.09%上昇し、19日は3年3カ月ぶりの高水準となる0.493%を付けた。
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